カラオケでラップの部分歌うの恥ずかしい
お前お経みたいになってるもんな
先日、先輩に連れられて飲みに出た。
連れてこられたのは一軒のバーだった。
「ここのオーナーマジでハンパない人だから」、そう前置きされた時点で、なんとなく察したのだが、会ってみると想像通りの人だった。
なんでもフリースタイルのラッパーさんらしい。
名刺を貰ったのだが、名前がアルファベット表記。
まぁ、アルファベット表記だけなら百歩譲って問題ないのだが、訳わからん記号とか入れてるともう途端に胡散臭くなる。
以下めんどくさいのでAさんとしよう。
Aさんが「初めてなら是非聞いて行って」という事で、何やら準備を始めた。
どうやらその方のラップが聞けるらしい。どんな感じなんだろうと僕は少しだけ興味が湧いた。この時は。
Aさんのフリーなスタイルのラップが始まった
YOYOYOYO-!マジで俺に惚れんなYO!今からお前らの冷めたソウルを揺さぶるぜ!ブンブゥウウウウウン!
うっわー、なんかダセー
開始直後からなんかダメな感じが伝わってきた。
なんかアイツは終わってる!コイツもバカ野郎!お前はカス!この世の中もクソ野郎!真面目に生きてるヤツはバカ野郎!
みたいな事をめっちゃ早口で言い始めるAさん。
僕は終始白目を剥いていた。
いやね、確かにブログに書くにあたってちょっと誇張してますよ。
でも9割ぐらいは本当です。
頼むから韻を踏んでくれ
僕が知ってるラッパーさんって、なんかこうもっとリズムに乗ってるというか、曲に合ってるというかそんな感じなんです。
韻を踏むって言うんですか?
『ありがとう、アイシャドー』
みたいな感じのヤツ。
そんな感じのヤツを想像してたのですが、なんか小学生の悪口みたいな事をただ早口で喋ってるAさん。
そんな体を上下に振って無いでいいから、とりあえず韻を踏んでくれ韻を。
ユーチューブやテレビでお見受けするようなラッパーさんって、『あんな言葉が良くスラスラと出てくるなぁ』と感心しながら見てたのに、そんな感じでも無く。
なんやかんや、お前の母ちゃんデベソみたいな悪口聞いてて楽しい訳も無く、せっかくのお酒の席は不完全燃焼のまま終わった。
帰りのタクシーの中で、「Aさんマジかっけぇ。マジで議員とか出ないかな?ラッパー議員とか、マジヤバくね?」と言ってる先輩。
奢って貰っといてなんだが、マジで早く帰りたかった。
まとめ
何のジャンルにしても、信念持ってやっている人はちゃんと努力してると思うのだ。
だから評価されるし、それで食べて行ける。
それを真似するだけじゃナンセンス。
コピペじゃ同じステージに立てる訳がない、縦社会。
お前じゃ役不足、カップヌードル。
そんなお前はいつまでも蚊帳の外、ただの男、ギャラ泥棒。
アレ?なんかどっかのお笑い芸人みたいな感じになってしまった。
ラップは難しい、グルタミン。
コメント