鳥って親とかの見分けつくのかな?
お前よりは優秀だから心配するな。
この前庭の倉庫の前で鳥のヒナを見つけた。
近くに巣は見当たらなかったので、どこからか飛んできたのか?それとも落ちてきたのか?
とにかくこのままだとお腹を空かせた野良猫に食べられてしまう。
裸足で駆けてく陽気なおじさんになりそうだったので、保護する事に。
お前の名前は『ゆとり』だ
とりあえず鳥カゴに入れて、襲われない様にしてやった。
怪我をしてるとかしてないとかは分からないので、とりあえずカゴに入れただけ。
エサは適当にその辺で買ってきたやつを与えた。
やっぱり生き物ですからね、襲われてる姿は見たくないですからね。
しかしまぁ、朝からピーピー、昼もピーピー、夜もピーピー。
自分で飛べない、餌も食べれない、ろくに動けない癖に一丁前に騒ぎやがって。
コイツはとんだ『ゆとり野郎』です。
とりあえず名前は『ゆとり』で決定です。
何言ってるのかさっぱり分からんから、とりあえず餌を与えつつ数日が過ぎたのでした。
ゆとりが親元に帰る日が・・・
そんなある日、ゆとりの鳥かごの周りをやたら飛び回る鳥が2羽。
ゆとりもいつになくゆとり全開でピーピーシャーシャー鳴いてます。
鳥かごの中でバッタンバッタン暴れ回ってました。
僕はそれを見てなんとなく察しました。
あ、これ親鳥が迎えに来てくれたパターンのやつだな。
僕はとりあえず鳥かごを開けて、ゆとりを外に出してやった。
3羽の鳥がバタバタと絡み合う。
そのままゆとりは力強く飛び立った。
無事に親鳥と一緒に大空へと帰っていくゆとり。
果たしてあの親鳥は本物の親鳥なのであろうか。
真実はゆとりしか知らないのだが、まぁ自然に帰ったので良しとしよう。
そもそも鳥なんて見てもどれが親なのかなんてわからないし。
まとめ
なんだかんだ言って、無事に自然界に帰ることが出来たであろうゆとり。
結局アイツは数日間タダ飯食ってただけの、本物のゆとり野郎だった。
ヤツに少しでも良心があるのならば恩返しにでも来てくれるだろうか?
まぁどうしても来たいと言うのなら、1等が当たってる宝くじでも持ってきてくれたらまた飯でも食わせてやろうかな。
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